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次回作ってみたいもの

4層基板。
低ノイズレギュレータを利用したDAC
PCM1794Aを使用。

取り付けがトランスのみで、他にケーブルを必要としない基板。

需要はあるのでしょうか。
というより、4層基板が作れるかだけでも大問題。

まだあきらめてませんでした。
着々と構想は続いています。

これは、PCM1794Aの出力のIV回路と、
その後のDCサーボ回路の定数を決めているところです。

基板ができてきました。
ただ、古いCADを使っているのでこのまま出せるかどうかは微妙。
ガーバービューアで見て、それからバグチェックをもう一回行ってから、発注します。

基板完成

基板が完成しました。
これから部品実装＆動作チェックです。

電源だけでとりあえず動かそうと思ったのですが、 TPS7A4700のNRと、出力にコンデンサを入れずに起動したら出力に8Vが出る。
これはおかしいと思って、NRにコンデンサを1uFほど入れたら今度は0Vになってしまった。
おそらく、最初のコンデンサを入れていない状態で起動したときに発振して壊れてしまったのだろう。
再試作といきたいのだが、部品が足りない。
お正月明けに再挑戦しようと思う。

レギュレータの半田付け方法のコツはわかったのであとは簡単だが、こんなことで壊れてしまうとはちょっとショックだ。

あと、藤原さんところのトランスRA40-144だけど、データシートに乗っている電圧は、
ACのP-Pではなく、実効値なので実際にはもっと大きな電圧がかかっていることがわかった。
無負荷状態でコンデンサをつけると、24Vもある。
コンデンサの耐圧にはよくよく気をつけないといけない。
積層セラミックコンデンサも電解コンデンサも耐圧が25Vでは少々危険だ。

しかし、はんだ付けが終わらない。
積層セラミックコンデンサを盛りまくったのはいいんだけど
はんだ付けのことまで考えてなかった。全部で100個近くある。
hujiwaraさんのリリースの早さには本当に感服する。

ついに動作しました。
何のバグもなく、つなげただけで動作しました。
音は、今まで聴こえなかった高音が再生されています。
これがDACによるものなのか、回路がよかったのか、
オペアンプが違うからか、あまりにも変わったため、
どれがどれか分かりませんが、とにかくいい変化でよかったです。

感激して聞くこと1時間、レギュレータの温度はどうなのか気になって
裏面を触ってみることにしました。
するとボフっといって音が変になりました。
オペアンプを取り替えても直らなかったことから
どうやらレギュレータの片方が死んでしまったようです。
TPS7A4700およびTPS7A3301はとてもノイズに弱いようで
特にNRピンには注意する必要があるようです。
動作中に触るなどもってのほか、オープンにして電圧をかけてもいけない、
など細心の注意を払う必要があるようです。

まあ、レギュレータの取り外しは非常に困難ですが
3端子レギュレータという便利なものがあります。
不具合箇所を見つけ、パターンカットをしたあとで
3端子レギュレータをつけて修理しようと思います。
なんせあれだけ時間と手間と、お金をかけて作ったんですから
ちょっとのことで捨ててしまうなんて勿体ない。

4層基板、低ノイズ電圧レギュレータTPS7A4700,TPS7A3301を使ったDACになります。
パスコンがたくさんつけられるのも特徴です。ESLによる反共振を防ぐために、
10倍以上静電容量の離れたコンデンサを混ぜて使わず、
できるだけ近い容量のコンデンサを使用してください。
コンデンサの見かけ上のインダクタンスを減らすよう、工夫して配置してあります。
また、1枚の基板に実装することによって、配線によるジッタが最小になります。

コンデンサについて
積層セラミックコンデンサには、2種類あります。
一つは高誘電率系で温度、電圧によって静電容量が変わります。
もう一つは低誘電率系で、温度、電圧によって静電容量が変わりません。
高誘電率系は大容量が得られるのですが、使用する場所によっては音をひずませる原因になります。
低誘電率系は容量が小さいですが、高音質、低歪が期待できます。

部品表はこちら

基板の外形寸法は148mm x 130mmです。

あと、この基板ははんだ付けがとても大変です。
ピンセット必須、
ハンドガン式はんだ吸い取り機推奨、
温度調節機能つき半田ごて推奨
コテ先小さいものと標準品両方あったほうがいいかもしれません。

CS8416は、ピンヘッダからハードウェアモードのパラメータを変更できます。
設定が面倒という人は、その下のジャンパをはんだ付けしてもらえれば、
光入力、右詰めフォーマットで起動するようになっています。

部品の注文は、すべてDigikeyとマルツパーツで購入できます。
基板実装型のRCAコネクタなどもマルツパーツで買いました。

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